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「痛み」が歪んだ「現実感覚」を正す


みなさん、こんにちは。また記事の更新が久しぶりとなってしまいました。

毎日、さまざまな業務で多忙で、落ち着いて文章を読んだり、書いたりできずじまいでいます。

しかし、弊社スカイビジネスでは、現在、実践ビジネス英会話「スカイOJEレッスン」をはじめ、大規模な教育プログラムを刷新しております。

最近のある国際調査で、日本人の英語の活用度が世界50何番とかで、アジア最低レベルだと判明しました。

かたや大学入試では、民間の英語資格試験の導入案がボツになったとかで、日本の英語教育界や大学界も揺れに揺れています。

近日、日本の英語教育や大学&社会人教育についても当ブログで私の考えをお話したいと思っております。

さて、今回は、みなさんにとても悲しいお知らせをしなくてはなりません。

じつは最近、私の大変親しい友人の友人が、若くして他界されました。

彼は都内のある有名大学の学生で、私も二、三回ほど会っています。

ただ、どこか生気がなく、ボッーとした感じの人だな、と思っていました。

何が原因で亡くなったのかはわからないままです。

それでも、つい先日に会って話をしていた人が突然亡くなるというのは、衝撃的で悲しく、自分の心の一部にぽっかりと穴が開いたような気分です。

これは偶然なのですが、近所にある仏教寺院の正門横に写真のような訓話が貼ってありました。

まさに和尚が私に諭すために書かれた言葉のようです。

この言葉に私が思ったことは、二つあります。

一つは、「痛みが私たちの歪んだ現実感覚を正す」ということ。

私たちが「現実」と思っているものでも、じつは単なる「幻想」や「思い込み」であることが多々あります。

五体満足で、健康な人が毎日、退屈そうに生きている。

しかし、事故や病気で失明したり、手足を失ってはじめて健康のありがたさがよくわかる。

人間って、そういうものです。

もう一つは、(一つ目と関連しますが)「今を精一杯生きろ」ということです。

これは単に何でも一生懸命に勉強したり、働いたりしろ、という意味だけではありません。

意思決定学者の私から申せば、私たちの生活や毎日は、数多くの意思決定の連続です。

朝何時に起きるか、何を食べるか、どのような服を着るか、ということは生活における小さな選択です。

ビジネスではどのような戦略を立てるか、誰とどのように働くかということは、仕事上の大きな意思決定もあります。

子供や学生なら、どの中学・高校や大学に進学するか、就職はどうするのか、ということは、その後の人生方向性を決める重要な意思決定でしょう。

毎日、いつも神経をとがらせて生きるわけにはいかないにしても、有限な人生の時間の中でより良い意思決定が大切だと思うのです。

今回の彼の死、そして和尚の訓話からそのようなことを痛感させられました。この場を借りて、彼のご冥福をお祈り申し上げます。

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