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NDM研究の「草分け的存在」


みなさん、こんにちは。24日早朝現在、まだ確定したわけではないですが、いよいよ非常事態宣言も解除される方向に向かっているみたいですね。

しかし、欧米や韓国ではPCR検査を徹底してきたのに対し、日本はずさんと言ってもいいくらいの管理ぶりでした。

たしかに、表向きは、国内の感染者数や死亡者数は激減しているようですが、実態はわからないというのが正直なところです。

どちらにしても、まだまだ油断大敵という感じなのではないでしょうか。

さて、先日、近所に買い物に出かけたとき、パトカー、消防車、救急車、ガス会社のミニバンが停まっていました。

ガス会社の車から近所の建物からガスもれの事故があったことはすぐにわかりました。

上の写真をみてわかるように、狭い裏路地の建物が事故の現場みたいで、建物の外壁には鉄パイプの骨子が組まれていますね。

ガスもれの怖いところは、たばこの吸い殻や他の引火物が原因で爆発が起こることです。またガスをたくさん吸うことで酸欠になり、意識を失うこともありえます。

それでも、消防士、警察官などはそれほどピリピリしている雰囲気ではなかったので、事態は深刻ではないかもしれないとも思えました。

もしかしたら、あえてそういう態度を示さなかったのかもしれませんね。

私は、自分の認知心理学の専門である「現場主義意思決定(NDM)」理論を学んでから、とくに消防士や消防車をみると、とっさに反応する習慣が身につきました。

というのも、この理論の創始者のゲイリー・クライン博士は、「消防司令官たちがどのように火災現場で状況を判断し、解決策を見いだしているのか」を調査してきました。

彼は、その調査データからエキスパート(=ベテラン)の『直観』の心理メカニズムを解明してきたからです。

現在、私たち、NDM研究者たちは消防士のみならず、さまざまな職業のベテランやプロとよばれる方々の行動を観察したり、インタビュー調査をさせていただいています。

消防士は、私たちのNDM研究の草分け的存在であり、敬意の対象でもあります。

最後に、不謹慎ながらも、野次馬の中にまぎれてセルフィー(自撮り)してしまいました。悪しからず。

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