[OJE] ジューン博士のワンポイント英会話(2)
みなさん、こんにちは。今年初の「ジューン博士のワンポイント英会話」レッスンです。
第二回目となる今回、みなさんと一緒に学びたい表現は、
「(何かを)判断する」「決断する」という意味である 'Make a judgment on' 'Make a decision on'
です。
エキスパートや専門家がどのように状況や問題を判断しているのか、そして、解決策を見つけだして実行することを決断しているのか ーこれが私の専門とする認知心理学でのテーマであります。
そこで、英語の文献を読んだり、自分がブログや論文を書いたりするときに、もっともよく使う表現がこの二つです。
たとえば、「社長がマーケットの状況を判断する」と言いたいのならば、
The president (of the company) makes a judgment on the market.
となります。
また、「司令官が戦略を決断した」と言うのならば、
The commander made a decision on the strategy.
となります。
注意点は三つです。
1.) この二つの表現を使うのは、軍や企業などの組織、または一個人にしても何か重要なことを判断したり、決断するときであること。
あまり重要でない対象のときには使いません。
たとえば、レストランでコーラか紅茶のどちらかがよいのか判断し、決断するときは、単純に、
I have not decided yet. (まだ決めてないわ)
I like coke. (コーラにするわ)
というようになります。
✖'I made a decision on drinking coke.' (私は、コーラを飲む決断をいたしました)
なんて、日本語でも言いませんよね。
2.) 「~について」は、つい日本語の感覚でaboutを使いたくなりますが、むしろonを使います。make a judgment on~、make a decision on~というように、セットで覚えましょう。
もちろん、aboutを使っても間違いではありません。が、多くの場合、onを使っています。
3.) 会話や文章を書くとき、時制や三人称単数などに気をつけること。
未来のことならば、will make a decision on~となります。過去のことならば、made a decision on~となります。
She(彼女)やHe(彼)、Boss(上司)、Jun Nara(特定の一個人名)ならば、Nancy makes a judgment on the situation.というようになります。
今日はこんなところです。今日は、ちょっと難しかったかもしれませんね(汗)
当レッスンでは、超初歩的な表現から、最上級レベルを通り越して、超マニアックなレベルまで幅広く勉強していきます。
また一緒に勉強しましょう!See you next time!
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